Apple Pencil2は貧乏人が気軽に買えるようなスタイラスペンの値段ではない。
個人的にサードパーティ製の商品は、安物買いの銭失いになることがあるのであまり好きではないんだけど
今回購入したJAMJAKEのスタイラスペンはめちゃくちゃ当たりだった。
Amazonで10,000以上の評価がついていて評価は4.5。

結論からいうと、絵を書く人以外はこのペンでいいと感じた。
ほぼApple Pencil、ジェネリックApple Pencil。
この記事では純正Apple Pencil第2世代と比べながら実際の使用感をレビューしていく。
Apple Pencilは高すぎる
僕も数ヶ月前までApple Pencilを使っていた。
1年ほど前にiPad Pro+Apple Pencil第2世代を使っていたが、軽く勉強したり漫画を読んだりするだけの自分にはオーバースペックだと感じ、iPad第9世代+Apple Pencil第一世代に乗り換えた。
結局iPad9世代もApple Pencil第一世代も売却してiPadAirを買うことになったのだが、一度売ったApple Pencilを買い直すのはアホらしいので、サードパーティ製のスタイラスペンを探すことにした。
そんな中、出会ったのがJAMJAKEのスタイラスペン。
Apple Pencil風スタイラスペンは他にもたくさんあるが、レビューなどをみる限りJAMJAKEが一番優れているようだった。
Apple Pencil(第2世代) | JAMJAKEスタイラスペン | |
価格 | 税込15,800円 | 約3000円弱 |
サイズ(長さ) | 166mm | 165mm |
重量 | 20.7g | 14g |
対応デバイス | iPad mini(第6世代) iPad Pro12.9インチ(第3,4,5世代) iPad Pro11インチ(全世代) iPad Air(第4世代) | iPad (第6,7,8,9世代)、 iPadPro12.9インチ(第3,4世代) iPad Pro 11インチ(全世代) iPad Air (第3,4世代) iPad mini (第5,6世代)。 |
充電方式 | 磁気コネクタ(ipadから) | USB-C |
カラー | ホワイトのみ | ホワイトのみ |
純正より多くのiPadシリーズで使えるし、Bluetooth接続の必要がないので一本でいくつものiPadを操作できる。
上記以外のiPadや、スマートフォン・アンドロイド端末などは対応していない。
試しにiPhoneのメモアプリで使ってみたが作動しなかった。
付属品



付属品は至ってシンプルだが、替芯が2つもついてくるのはありがたい。
ちなみにApple Pencil2は一つもついてこない。
15800円もするんだからせめて一つぐらいはつけてほしい。
本体はほぼApple Pencil

Apple Pencil第2世代 と比べてテカテカしている。Apple Pencil第一世代のような質感だ。

Apple Pencilには充電器を挿す端子がないのでもっとスタイリッシュな見た目だけど、それ以外はほぼ同じ。
もちろんよく見れば質感も違うし、高級感も欠けるんだけど、Apple Pencilユーザーかアップル信者以外は
Apple Pencil使ってると思うだろう。
僕は自己顕示欲が高いので、外で使うときに「パチモン使ってんなぁ」と思われるのが嫌だなと思っていたが
安心してスタバでドヤれそう。

純正Apple Pencilのように磁石でくっつく。充電はできないけど持ち運びには便利。
非純正感は全然感じないしiPadに馴染んでいる。
磁力も申し分ない。
JAMJAKEスタイラスペンの操作性
上部を軽くタップして電源ON
このペンは純正と違ってBluetooth接続の必要がないが、電源のオンオフをする必要があるので起動までに少しだけ手間がかかる。
ペンの頭に軽く触れるだけで電源が入り、青色のライトが点灯し使えるようになる。
慣れるとは思うが、これまで純正Apple Pencilを使ってきた身からすると、
「ペンが反応しない!壊れた?あ、電源入れてなかった」となり地味にストレス。
僕はクセで、考えるときペンの頭を顎にコツコツしてしまうくせがあるので勝手に作動しまうことがよくある。
ボールペンをノックしてしまうくせがある人も要注意だ。
書き心地も本物と遜色ない
Apple Pencilの5分の1の値段なので、相応の書き心地かと思っていたが、いい意味で期待を裏切られた。
書き心地に限った話ではあるが、「なんでこれまでApple Pencilを買ってきたのだろう。最初からこれで良かったんじゃないか。」と思ってしまった。
ブラインドテストしても書き心地の違いはわからない自信がある。
感覚が鋭い人ならわかるかもしれないが、鈍感な僕は絶対にわからない。
軽くメモを取る程度なら格安スタイラスペンで十分。
といったレビューが多く、「いや~ガッツリ使うつもりなんだけどな。」
と心配していたが、普通にガッツリ使える性能をもっていた。
便利な機能もしっかり使える
スクリブルやクイックメモ・スクリーンショットなどApple Pencilでできる便利な機能が、サードパーティ製のスタイラスペンでも使えるのか不安だったが問題なく使えた。
パームリジェクションも問題なく作動したし誤作動は一度もなかった。
サードパーティ製品はこのあたりが適当だったりするけど、純正同様使えて安心した。
傾き検知も一応ある
細やかな表現はできないが、ラフスケッチ程度であれば問題なく描ける。
三段階の傾き(15/30/60°)に対応しているようだが、あまり精度はよくなさそう。

左から60/30/15/30/60°になるように狙って線を引いてみたが精度はボチボチ
角度は15/30/60°のみなので、狙った太さの線を引くのは少し慣れがいる。
まぁ全く変えられないより変えられたほうがいいのだが、”一応、太さは変えられる”というぐらいで
そこまで期待しないほうがいいかもしれない
アプリによっては非対応のものもあるとのこと。純正ノートとprocreateが確認できた。
公式ページに記載があった対応アプリは以下の通り
SketchBook、Procreate、Paper、Noteshelf
一応、ペンの寝かせ具合でペン先の太さは変わるが、細かな表現はできない。
Apple Pencilと違うところ
結局、この項目をどれだけ許容できるかだと思う。
僕も気になる点はあったが、価格差を考えると余裕で飲み込めることばかりだ
電源のオンオフが必要
前述したが、起動時に毎回電源を入れる必要がある。
Apple Pencilは常に電源が入っているので、接続さえしていれば手に持って0秒で書くことができるが
スタイラスペンだとスイッチを押す必要があるので少し手間がかかる
そして、良くも悪くもスイッチの感度がかなり高い。
軽く触れただけでも作動してしまう。
特に傾けて書いた時は親指と人差し指の間がスイッチに触れてしまい、電源が切れてしまうことがよくあった。
電源オフに関しては、、無操作状態から5分経過したら自動で電源が切れる仕様なので意識して切ったことはない。
充電問題
Apple Pencil第2世代だと、使い終わったらiPadにくっつけておけば爆速で充電されるので、実質充電の必要はない。
JAMJAKEのスタイラスペンも本物同様くっつけることはできるが充電は別途ケーブルを挿して行う必要がある。

価格差を考えればこれぐらいは許容できるし、軽く使う程度だったら毎日する必要はないのでそこまで苦ではない。
ただ、現在の充電状態を確認することができないので少し不便だ。
おおよそのバッテリー残量は把握しておきたいので10%以下だとランプが赤になるとか、直感的にわかる何かが欲しいところ。
充電が完全になくなった時点で青色ランプが点滅するんだけど、できることならもう少し早い段階でお知らせしてほしかった。

筆圧検知はない
筆圧に応じて線の濃さが変わったりする機能はないので優しく書いても力強く書いても濃さは同じ。
メモや勉強などの用途であればどっちでも良い機能だけど、絵を書くとなると話は別。
濃淡をつけられず強弱のないイラストしか描けないので、イラストメインの方は厳しいかもしれない。
電源自動OFF
こバッテリー節約のために仕方ないとは思うが5分で自動オフになる。
通常使用であれば特に問題はないが、少し使って10分空いて使って~
みたいな感じの使い方だと少し不便かもしれない。
勉強やメモをするだけの用途であれば不便だと感じることはほぼないが
『PCとiPadのメモを交互に使う』みたいなシチュエーションだと頻繁に電源を入れるのがストレスになるかも。
ダブルタップの切り替えが使えない
ダブルタップとはApple Pencilを指でトントンとタップすることでツールを呼び出したり
ペンと消しゴムを切り替えたりなどの役割を与えることができる機能だ。
例えばGoodNotes5だとダブルタップで消しゴムとペンを切り替えたりできる。
アプリによって独自の役割を与えたりもできるので、あれば便利な機能ではあるが
メモやノートを取ったりする程度の通常使用であればそこまで重要な機能ではないと思う。
まとめ:絵をガッツリ書く人以外はKINGONEスタイラスペンで十分すぎる
評価が良いとはいえ、「所詮Apple Pencilのパチモンなんだろ。」と思っていたが
実際に使ってみるとほとんど不満はなかった。
純正の5分の1の値段のペンでApple Pencilとほぼほぼ同じことができる。
数千円の差ならケチらず本物を買ったほうが所有満足度も高いし、コスパいいよね
というのが僕の価値観だが、さすがに13000円の差となると話は別。
勉強・メモなどの用途で使うのであれば、このスタイラスペンで十分だと感じた。
浮いた13000円で他のものを買ったほうが幸せになれる。


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