東京−福岡の移動で一般的な選択肢は飛行機だと思います。
飛行機が占めるシェアはおよそ9割。ほとんどの人が飛行機を利用しています。
私も地元が長崎なので、羽田・成田〜福岡便をよく利用しますが、それ以上に新幹線にも乗っています。
新幹線は乗車時間だけで約5時間。単純な乗車時間で比較すると2倍以上の差があります。
単純に乗車時間だけで比較すると新幹線の勝ち目は0ですが、それでも新幹線移動を選ぶ理由がたくさんあります。
なぜ私は新幹線を選ぶのか?それにはいくつかの理由があります。この記事では、飛行機と新幹線を比較しながら、新幹線が最適な選択肢である理由を詳しく解説していきます。
航空機vs新幹線には4時間の壁がある

東京―福岡間は約1,100kmという長距離移動になります。
単純な乗車時間だけで航空機と新幹線を比較した場合、4時間の壁というものが存在します。
乗車時間が4時間以内なら新幹線、それ以上なら航空機を選ぶ乗客が多いとのこと。
現に東京〜広島間の航空機のシェアは6%に対して、東京〜新山口になるとシェア率はガクッと落ちるようです。
広島空港は土地柄、広島市街地から遠いし、飛行機が敬遠されているという理由もあるだろうけど。
特に羽田〜福岡線はドル箱路線で多くの航空会社が就航している上、毎時何本も飛んでいます。
東京~福岡間の移動において、JRのシェアは7.5%しかないらしい。(2016年度。JR西日本)
その中でも私が新幹線を選ぶ理由が伝われば嬉しいです。
乗ってしまえばあとは自由
私が新幹線を選ぶ理由として一番最初に挙げられるのが、乗ってしまえばあとは自由という点。
ドアtoドアの時間は前述した通り飛行機には敵いませんが、可処分時間は新幹線に軍配が上がると思っています。
例えば空港までの移動時間。自宅から空港が極端に近い場合を除き、新幹線の駅が近いはず。
ちなみに私は新宿区神楽坂近辺に住んでいますが、東京駅であれば20分足らずでアクセスできるのに対し、羽田空港までのアクセス時間は約1時間かかってしまう。この時点で40分も差が生まれています。

9時に家を出て空港につくのは約1時間後の9時59分。

一方、新幹線だと9時に家を出て約20分後には東京駅に到着できます。
もちろんこれは居住地域によって異なるしあくまで私の住んでいるエリアからの時間ですが、同じぐらいの距離感の方も少なくないはず。
到着後、飛行機の場合はチェックイン(事前に済ませられる場合も多いが)を行い、保安検査場を通過しなければならない。一般的に登場時刻の30分前には保安検査場を通過するのがルールで決まっています。
手荷物を預ける場合はその手続も必要です。
新幹線の場合はそのような手続きは一切必要ありません。
ギリギリに着いてもドアが閉まる前に乗り込みさえすればOK。
出発後も自由な新幹線と制約がある飛行機
出発後の環境も大きく異なります。
飛行機の場合、一度搭乗してしまうと離陸後10分と離陸前10分はWi-Fiが使えないし、シートベルト着用サインが点灯している時はリクライニングとテーブルを戻さないといけないしトイレも自由に行くことができません。
荷物だって自由に出し入れできないので、荷物棚に入れた充電器を取り出したいと思っても飛行中にとることができません。
一方、新幹線であれば、300キロで走行中だって自由にトイレに行けるし、ついこの前まではタバコだって吸えました。
荷物も迷惑にならない程度であれば出し入れ自由である点が飛行機より優れていると思います。
時間が比較的自由で融通がきく
皆様ご存知の通り、飛行機は適当に乗り込んで、目的地についた瞬間降りることができない乗り物です。
飛行機は予約した便に乗り遅れた場合、基本的には振替が難しく、キャンセルや変更には高額な手数料がかかることが多いです。特にLCCでは時間変更ができないことがほとんどで、一度乗り遅れると新たに航空券を購入しなければなりません。
その点、新幹線は圧倒的に融通が利きます。きっぷの種類にもよりますが自由席なら予約不要で、好きな時間の列車に乗ることが可能です。
また、指定席を予約していても、一定の条件内で変更ができるため、予定が変わってもスマホひとつで変更可能。
また事前予約も当日購入も飛行機ほど大きな価格差がないこともありがたいポイントです。
購入時期&タイミングによっては割安で購入できる
正直繁忙期以外で1ヶ月以上前の予約だと新幹線と飛行機の価格差はほとんどありません。
なんなら座席によっては飛行機のほうが安い場合もあります。
でも当日に購入するとなると話が変わってきます。
例えば、当日に東京から福岡に行く予定ができた場合、新幹線の場合スマートEX利用で普通車指定席が23,610円。

一方でJALの場合は54,380円。その差は約3万円。

そもそも空席がない。
もちろん条件によっては飛行機のほうが安い場合もありますが、運賃の安定性は新幹線に軍配が上がります。
25キロ超えてたらどうしよう…多分大丈夫なはずなんだけど。と心配する必要がなくなります。
新幹線移動のデメリット
時間がかかること
いくらドアtoドアの時間が大きく変わらないとはいえ、単純な乗車時間だけで比較すると3倍の時間がかかってしまいます。
乗り物に乗っていることが苦痛という方や、同じところに座り続けるのが苦手な方にはおすすめできません。
深夜・早朝の移動ができない
東京〜博多間の移動でいうと始発の新幹線のぞみ1号で東京を6時ちょうどに出発しても博多駅到着は10時52分です。
一方6時に出発する飛行機であれば福岡空港に8時半頃には到着します。
駅につくたびに環境が変わる
新幹線は駅につくたびに車内の環境が変わる。これも人によっては苦手だと感じるかもしれません。
東京―博多間を乗り通せば約10駅停車するので、隣の客が変わったり、車内が騒がしくなったりすることもあります。
うるさい客が降りてくれることもあるのでデメリットでもありメリットでもありますが、5時間弱の移動の中で環境が変わるのはストレスに感じるときもあるのも事実です。
飛行機VS新幹線のまとめ
東京―福岡間の移動にはさまざまな選択肢がありますが、私は今後も新幹線を選びます。
時間はかかるけど手続きの手間も少なく、ストレスフリーで移動できるのが最大の魅力だと感じています。
Wi-Fiもあるし、座席も広いし、仕事をしながら移動できるのは大きなメリットでした。
これまで飛行機一択だった方も次回の移動の際は、新幹線を選んでみてはいかがでしょうか?
ドアtoドアの所要時間はそこまで変わらない
乗車時間だけの比較をすると圧倒的に飛行機に軍配が上がります。
最速ののぞみ64号でも4時間45分かかります。
飛行機であればだいたい90分ぐらい。4分の1ですね
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